2011年4月25日月曜日

逆浸透膜とは・・・

逆浸透膜(ぎゃくしんとうまく)とは、ろ過膜のひとつのことで、
水を通しイオンや塩類など水以外の不純物は透過しない性質を持つ膜のことを言います。
孔の大きさは概ね2ナノメートル以下(ナノメートルは1ミリメートルの百万分の一)
で限外ろ過膜よりも小さい。英語ではReverse Osmosis Membraneといい、その頭文字をとってRO膜とも呼ばれています。

また逆浸透膜のうち、孔の大きさが大体1~2ナノメートルでイオンや塩類などの阻止率が概ね70パーセント以下と低いものを、英語でNanofiltration Membraneと言うことから
ナノフィルター」、または頭文字をとって「NF膜」と呼んで区別することがあります。
しかしその形態や原理、使用法は逆浸透膜と同様であり、
本来の意味でのフィルターとは異なるものである。

動物や植物の細胞膜は半透膜と呼ばれ、水溶液から水の分子だけを選択的に浸透させ、他の溶解物は通しません。この「浸透」メカニズムを応用した人口の薄膜の開発と共に、1950年代のアメリカで、海水を淡水化させる研究として始められ、1960年代から70年代にかけて開発された浄水システムを「逆浸透膜浄水システム」と言います。


逆浸透膜を用いた浄水システムは海上で飲料水確保のためにほとんどの船舶が搭載し海水を真水に浄水して飲用しています。
また、NASAのスペースシャトル・コロンビア号がこの逆浸透膜を利用した浄水システムを搭載し、循環飲料水確保に用いられたことでも有名です。

日本でもPKO(国連平和維持活動)カンボジア派兵やイラク派兵の際に、現地での隊員の飲料水確保に逆浸透膜を利用した浄水システムが活用されるなど、その性能の高さ、安全性、信頼性は高く評価されています。

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